HIV AIDS

HIV Prevention Conference 2005 Atlanta part 5
薬(HAART)の話。
絶対にお医者さんに言われた通りとらないと、HIVウイルスを変異させて薬が効かないウイルスを育ててしまう・・・。これをどう伝えるか、どのようにしたら薬を飲むのを忘れないか、などのディスカッションがあった中、どうしても頭から離れない人がいる。

「薬をのみたくない、と自分の命を大事に思っていても、今の自分の体の具合と顔つきがいやだ。これは結局は自分が実験台なんだ・・・。ほっぺたをかえせ!」

そう、この先ずっとずっと毎日の様に薬を飲んで、その先はどうなるか、それは未知の世界です。ある意味で、実験なのです。でも、何かをして欲しい、何もしないことの怖さ、それで薬をちゃんと飲んでね。。。ということになってしまう。その場しのぎであっても。

全然他人事ではない。とっても複雑な気持ち。クオリティー・オブ・ライフquality of lifeってなんなのだろう。HIV/AIDSは日頃否定して考えないでいる問いを次から次に浮き彫りにするから、みんな他人事にしたいのだろうな。