飲む

"In my thinking, I see that people forgot me..."
自分自身の家族がブラジル南部の「村」Vitaにカテリナを捨てた。
実は遺伝病だったのだけれど「生産価値」がなくなった時、夫は別の女性と一緒になり、持っていた土地は売りさばかれ、医療制度の隙間に落ちて、カテリナは精神異常と診断された。精神を落ち着かせると称して彼女は必要の無い精神安定剤を与えられ、副作用と過剰摂取で自然の成り行き以上に遺伝病の症状もひどくなり・・・

そんな中で彼女の書いたdictionary「辞書」はどんな詩集よりも人間と絆を考えさせてくれる。

社会と医療制度が造り出す人間の病。
自分の周りにも、自分の中にもそのような素因がありそう。