AIDS

アフリカのエイズ対策として、割礼(ペニスの包皮を除く手術・処置)が流行りそうらしい。臨床実験の予備データによると、割礼している男性の方がしていない男性よりもHIVが移りにくいそうだ。包皮の下側がセックスで肉眼では見えない擦り傷などを負い、HIV感染に繋がるのではないか、との仮説らしい。でも、あくまでも予備データ。

怖い。と思うのは変だろうか?
例えば、ユダヤ教は宗教的な理由で割礼するが、アメリカ人男性が大概産まれた直後に割礼するのは、それは一昔、「医学的」な理由(非清潔)をこじつけて、医学会が割礼を標準としたのがただずるずると残っているからだそうだ。

西洋医学は体全体を見ないで、切る(手術)に走るのではないか、(例えば、六十年代に特に必要の無い卵巣摘除が流行ったのと同じく)という心配もあるが、

第三世界の人間価値の値踏みなのではないか、とも思えなくともない。コンドームをどう使ってもらえるか、ではなく、何千人、何万人の割礼をするのがエイズ予防に繋がるかどうか?ペニスが剥けていても、バリアを使わないとHIV感染はする。どこかで理屈が曲げられているような気がしてならない。