RESPECT

QQblog2006-10-31

シスタープロジェクトのRESPECT(よろしくね!)とは違うけれど、今日のトピックはリスペクト。


最近、ニューヨークの地下鉄にポスターが貼ってあって、気になっていた。
この画像ほど痣の色が濃くなくて、最初に目にしたときには、何のポスターか分からなかった。唇がちょっと変?と思って近寄ると、細かいメッセージが読みとれる。
38% of battered women will be victimized again within six months
家庭内暴力にあった3.8割の女性達は六ヶ月以内にまた暴力を経験します。


その他、妊婦のポスター、
An abuser who beats a woman while she's pregnant is 3 times more likely to try to kill her
妊婦に暴力をふるう加害者は、三倍の確率で彼女を殺そうとする。


Last year 1 in 12 high school students was beaten by a person they were dating
去年、12人に一人の高校生はつきあっている人に暴力をふるわれている。


ショッキングな画像、そしてタブーな話題(であって欲しくないけれども)。
救急室でのサバイバーのアドボカシーのボランティアをしているのだけれど、人にボランティアの説明をしようかどうか迷う。昨日も、on callで、夜6時から朝8時までいつでも呼び出されて良いように待機するため、パーティーを抜けなくてはならなかった。その時、「何のボランティアなの?」と聞かれていつもながら、なんと説明しよう、と思う。
人は引いてしまう。又は興味持ってくれて話を聞いてもらえても、いくら簡単にまとめても、サラッと説明しても、持て余してしまうくらい大きい話だし、いつのまにか部屋一杯に膨れるくらいの複雑さがただよってくる。

そんなトピックをNYの現市長、Bloomberg氏はしっかりアタックしている。NY市のdomestic violence対策、そしてサイトがとっても整っているのが嬉しく、誇らしく思える。
サイトに足跡がついてしまうので気をつけよう、などと細かい所まで気を配らせてある。


人が恥ずかしいと隠れなくてすむように、サバイバーを責める社会的偏見を考え直す所から
本人を信じる、をモットーに、
RESPECT